令和7年度労災保険料率、労務比率、第2種特別加入保険料率は変更ありません
弊社では、年に一度の労働保険年度更新の準備を始めています。5月下旬ころに届く緑色や青色の封筒を毎年ご覧になっている方も多いかもしれません。労働保険料の計算に関わる重要な労災保険料率について、令和6年度は変更がありましたが、令和7年度は変更ありません。ただし、雇用保険料率は変更になっているのでご注意ください。雇用保険料率は下記の記事をご覧ください。
一般保険料を例にとると、労働保険料の計算式は下記になります。
労働保険料= 賃金総額 × 労働保険料率(労災保険料率+雇用保険料率)
労災保険料率

労務比率
請負建設事業で賃金総額を算定しがたいときに使用します。上記一般保険料を計算するに際し、ワンクッションいれるイメージです。
まず、元請負人が下請負人の賃金総額を計算して労災保険料を納付するという前提があります。賃金総額を算定しがたいといえるのは、請負業務は数次の請負があることが常態ですが、元請負人が下請負人の労働者全員の賃金総額を正確に把握することは困難と考えられるからです。
そこで、特例として 賃金総額= 請負金額 × 労務比率 で計算します。

第2種特別加入保険料率
料率は変更ありませんが、フリーランス法改正に伴い、特12が追加され、事業又は作業の種類の番号がずれているので関係のある方はご注意ください。

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