定着率の向上や採用の間口を広げるため特別休暇を導入はいかがでしょうか。

多くの会社では、年次有給休暇のほかにも従業員に慶弔が生じた際などに休暇を与える「特別休暇」を設けています。特別休暇は任意の制度であることから、慶弔関連の特別休暇以外にバースデイ休暇、リフレッシュ休暇やユニークなもとして、企業のPRに繋がるような、ずる休み休暇、プロポーズ休暇、失恋休暇といったインパクトのある休暇制度を導入している企業もあります。このような企業独自のユニークな特別休暇の導入によって心身をリフレッシュし、プライベートを充実させることにより生産性や定着率の向上、会社のイメージアップや話題になることで採用の間口を広げている企業もあります。
では、どのように特別休暇を導入すればよいのでしょうか。

まずは、導入へのはじめの一歩として

会社が制度として自由に設定できますが、むやみやたらに導入するのではなく、まずは、下記3点を基本的な考え方として導入を検討しましょう
①年次有給休暇の取得を阻害しないこと
②従業員のニーズ(健康の保持・増進、ワークライフ・バランス、モチベーションの向上等)を把握すること
③従業員が持てる能力を十分発揮できるようにすること

次に特別休暇の導入が決定したら

特別休暇は、就業規則へ必ず記載しなければならない事項になります(絶対的必要記載事項といいます)。記載する際のポイントは以下の通りです。この点に注意し就業規則へ記載しましょう。その後、従業員への周知、労働基準監督署への届出となります。
1.特別休暇を取得することができる従業員の範囲
2.特別休暇の内容と取得することができる日数
3.特別休暇を取得したときに賃金が支払われるか、支払われないのか

まとめ

特別休暇は、企業が独自に設定できる休暇です。導入の目的を明確にすることにより企業の考え方や企業としてどのように働いて欲しいかを伝える重要なメッセージとなり定着率の向上に寄与します。また、休暇制度を充実し社外にアピールすることにより企業イメージの向上につながり優秀な人材を惹きつける効果が期待できます。
人材の定着や採用難にお困りの企業様は、休暇制度の充実化を図ってみるのはいかがでしょうか。

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