診療報酬改定~ベースアップ評価料の新設に伴う対応について~

令和6年度診療報酬改定では、医療従事者の人材確保や賃上げに向けた取り組みとして特例的な対応が行われました。その特例の1つに「ベースアップ評価料」があります。このベースアップ評価料を算定する場合には、過去1年間の対象職員の給与・賞与や法定福利費、初診・再診の算定回数、延べ入院患者数からベースアップ評価料の算定見込み額を算出します。この算出した見込み額を踏まえ、対象職員への配分方法の計画書を作成し、地方厚生(支)局へ届出を行うことで算定できることになります。
※賃金引上げは、令和6年度と令和7年度の2年間で計画します。

※令和6年度診療報酬改定の概要 厚生労働省保険局医療課

ベースアップ評価料の配分と計画書の作成

この算定されて見込み額は、全てベースアップ(基本給や決まって支給される手当の引き上げ)、連動して引きあがる賞与、時間外手当等、法定福利費の事業者負担分に用いることになっています。
よって、対象職種ごとにいくら配分するかを見込み額から決定し、計画書を作成します。

※令和6年度診療報酬改定と賃上げについて 厚生労働省保健局医療課

計画書・報告書の提出

施設基準の届出書と合わせて賃金改善計画書、及び賃金改善実績報告書を地方厚生(支)局に提出します。この中でベースアップ評価料がベア等に充てられていることについて確認されますのでご注意ください。また、計画書及び報告書では、ベースアップ評価料の対象とならない職種(40歳未満の医師・歯科医師、事務職員)についても確認されるとのことです。また、別途、抽出調査の実施も予定されているとのことですので、算定される場合、確実な実行が必要となります。

届出は、令和6年6月実施分から算定する場合、令和6年5月2日から6月3日に届出を行う必要があります。また、届出は専用メールアドレスへExcelファイルを提出します。提出期限が迫っておりますので算定される医療機関の皆様におかれましては、届け出漏れ、遅延がないようご注意ください。

お問い合わせは、下記よりお願いいたします。

弊社の記事の無断転載を禁じます。なお、記事内容は掲載日施行の法律・情報に基づいております。本ウェブサイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。社会保険労務士法人エフピオ/株式会社エフピオは本ウェブサイトの利用ならびに閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねます。

タグ:
改定 ,
   

関連記事