「中途採用比率、最高37%7年で2倍に」 2023年4月20日 日本経済新聞 朝刊より
少し古い記事になりますが、日本経済新聞社が2023年4月19日にまとめた採用計画調査で、2023年度の採用計画に占める中途採用の比率が過去最高の37.6%となり、2016年度から7年で2倍に上昇したとのことです。
中途採用が難しくなる
多くの企業はこれまで新規学卒者を採用すること(新卒採用)が採用活動の中心でしたが、少子高齢化の進展や生産年齢人口(15歳から64歳)の減少による労働力不足を補うため、新卒採用中心の採用活動から中途採用中心の採用活動に舵を切っているとのこと。 更にコロナ後の経済活動の活性化により、求人数が今後も増加すると考えられるため、中途採用はますます難化することが予想されます。
新たな採用活動の検討
一般的な採用活動(求人を出す⇒応募者を募る⇒面接⇒採用する)だけでは、求人しても応募者がいないという状況なのが現状です。そのため一般的な採用活動以外に
・アムルナイ採用(退職した社員を採用すること)
・リファラル採用(社員の紹介や推薦によって採用すること) といった新たな採用方法を検討することも必要かもしれません。
その他にも
求人しても採用できないなら、退職者を出さない(従業員を減らさない)ことも考えなくてはなりません。会社で働く上で従業員が何を望んでいるか、何に不満を持っているかを調査しその結果を組織に反映し退職者を出さず、従業員の能力を引き出すことも必要かと思います。
その他にも、1つ1つの業務を見直し、要るもの、要らないものを整理し、IT技術の活用 して業務の生産性を(人がいないなら仕事の効率を上げる)を上げることもポイントです。
まとめ
「人」に関わる課題は、簡単に解決できないのはいうまでもありません。ただ、働く人が減り、採用できないのは企業にとって大きなピンチですが、一つひとつの業務の考え方を変えれば逆にチャンスかなと思います。お困りごとございましたらご相談ください。
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