Fpeo

仕事インタビュー

答えのない多様な課題に向き合う
「コンサルタント/社会保険労務士」

石川宗一郎
入社年度:2014年
コンサルタント/社会保険労務士

社労士業務はAIで代替できない。
人間相手のレアな相談ごとばかり

経営者や人事責任者の労務相談を日々受けながら感じていることは、社労士の業務はAIには代替できないだろうなということです。生身の人間を相手にしているので、決まった型では対応できない。相談の中身は驚くほど多様です。人が働く場で起きていることは、社会の変化を反映しています。働き方改革や労務トラブルに関する、書籍にもネットにも答えが書かれていないようなレアなケースに、いちはやく対応していかなければいけない。見たことのない課題に対面して、人の目線で判断していくことが求められます。

新型コロナウイルスの影響で、テレワークの導入ルールを作って欲しいという相談が増えました。通信料金、光熱費、残業の考え方など、リストアップしていくと20以上の確認項目が出てきます。規定の雛形を私が作成し、法律に詳しいメンバーが内容を調整し、ベースとなる規定を作成しました。もちろんそれですべてが対応できるわけではなく、企業による考え方の違いを反映しながら、ルール作りのご要望に対応していきました。経営者にとっても、従業員にとっても安心できる環境を作っていくことが、私たちに期待されている役割です。

派遣法改正や行政調査への対応等、経営者が考えなければいけないことは次々と出てきます。そのとき最初の相談相手となって、二人三脚で、どうしていくかを一緒に考えていくことができる。経営者にダイレクトに感謝されて、褒められたときは嬉しいし、やりがいを感じます。

それぞれ得意な領域を持つメンバー。
チームのメリットを感じる仕事環境

多様な業種の200社を超えるお客様とのお付き合いがあること、複数のコンサルタントがいることが、エフピオの大きな強みだと思っています。業種や事業規模によって、それぞれ抱える課題は異なります。もしも一人の社労士であれば、対応できることに限りが出てきます。でも複数のメンバーがいれば、それぞれの得意領域を活かしながら、足りない部分を補い合うことができる。お客様から新たな相談があったとき、誰かが先鞭を着けて取り組んでいることであれば、他社事例を参考にスピーディに解決することができます。

たとえば法律の知識を高いレベルで求められるお客様がいます。複数の業界の狭間に属しているお客様で、どの法律が適用されるのか判断が難しい。いつも答えがないところを考えていくことが求められます。答えがあるケースというのは決まっていて、法律、行政解釈、裁判の判例の3つしかありません。先例から類似性を見つけて検討し、どの安全策をとるべきか、ケースバイケースで判断して、複数の選択肢をお客様に提案します。業界の非常にマニアックな部分に通じていくことになるし、内容をしっかり吟味してくれるので、お客様に育ててもらえる。結果、自分の得意な領域にもなる。

コンサルタントそれぞれに向き合っている課題が異なるので、情報を共有しあうことで、より多様な解決策が導けるようになっていきます。これが、チームで働くことの大きなメリットですね。

経営に関する知識をもっと増やし、
成長企業に伴走して支援していきたい

コンサルタントとしての相談業務は、これからも人が担う仕事として残っていくと思っています。一方で申請や手続きといった業務はより簡易化していく可能性がある。そのときに、どんな価値をお客様に提案できるのか、模索していく必要があると感じています。いま会社として取り組んでいるのは、社内のタスク管理システムを構築し、将来的にはお客様でも利用いただけるようにしていくこと。社労士の業務を超えたサービス提供につながれば面白いと思っています。若いメンバーが多く、やると決めたら腹をくくってやりきる人が集まっている。そんな面でも魅力を感じる会社です。

私個人としては、経営に関する知識をもっと増やして、ヒト・カネ・モノ全体に関わっていける存在になりたい。成長への支援を惜しまず、社外セミナー等に参加することが奨励されている環境を活かして、どんどん知識を吸収していこうと思っています。

経験を重ねてきたことで、他の社労士が作った就業規則の裏を読み解けるようになってきました。前はよくわかっていなかった一文の意味に気づいたり、自分は厳密に書きすぎていたかもしれないと気づいたり。とても奥が深く、勉強の終わらない職業です。

長くお客様とお付き合いしていくと、10名から50名を超える規模に会社が成長していく、その過程で起きる様々な課題を、経営者に伴走しながら一緒に解決していくような経験も積める。地道な積み重ねが結果に響いてくることを体感できて、達成感を感じる瞬間が多々あります。

プロフィール

石川宗一郎
入社年度:2014年
コンサルタント/社会保険労務士

学生時代、原付にキューを担いで千葉中のビリヤード場を回っていた。大会にも出場し結構いい成績を修めていた。やるからには上を目指したいタイプ。エフピオをいつか店頭公開することが夢。まずは地元の千葉県で、圧倒的な業界シェアを取りたい。そして全国へ。「やらずに後悔するよりやって後悔する」がモットー。