平成27年度 地域別最低賃金の改定額が答申されました
法改正情報 平成27年8月25日(火曜日)
平成27年7月30日に、「浅山事務所 What’s News!」で、今年度の最低賃金引き上げ動向について「大幅な引き上げが見込まれる」ことを取り上げました。
(参考:浅山事務所 What’s News!「最低賃金額引上げ 千葉県・東京都は19円アップの予定」)
平成27年8月24日、各都道府県労働局に設置されているすべての地方最低賃金審議会は、平成27年度の地域別最低賃金の改定額を答申しました。
答申によると、千葉県は「817円」(引上げ額19円)となっています。昨年度は798円でしたので、今年度はついに800円代まで上がってきました。東京都は「907円」(引上げ額19円)と、900円を上回る結果となりました。なお、最低賃金の全国加重平均額は798円(昨年度780円、18円の引上げ)となりました。
「平成27年度地域別最低賃金改定状況」について、下記にまとめましたのでご覧ください。
【平成27年度 地域別最低賃金答申状況(関東地域)】
答申された改定額は、各都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、10 月1日から10 月中旬までに順次発効される予定です。
【平成27年度地方最低賃金審議会の答申のポイント】
・改定額の全国加重平均額は798 円(昨年度780 円、18 円の引上げ)。
・全国加重平均額18 円の引上げは、最低賃金額が時給のみで示されるようになった平成14 年度以降、最大の引上げ(昨年度は16 円)。
・最高額(東京都907 円)と最低額(鳥取県等4県693 円)の比率は、76.4%(昨年度は76.2%。なお、この比率が改善したのは平成15 年度以来)。
参考リンク
「平成27年度地域別最低賃金時間額答申状況」(厚生労働省)
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