今春の中小企業の昇給は 平均4,702円(1.87%)アップ
法改正情報 平成27年8月11日(火曜日)
経団連の2015年中小企業賃上げ調査 最終集計結果は 前年比増
日本経団連より「2015年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」の最終集計(2015年8月7日現在)が公表されました。これによると、今春の中小企業の昇給は総平均で4,702円(1.87%アップ)となり、前年の4,416円(1.76%アップ)と比較すると増加となっており、3年連続で増加しています。
今回の中小企業賃上げ調査の増加について、まとめましたのでご覧ください。
本調査の対象は、原則として従業員数500人未満、17業種、741社で、今回の最終集計は妥結し、金額が判明している企業461社の結果を集計したものです。今春の中小企業の昇給は、下図のようになっています。
総平均で4,702円(1.87%アップ)となり、前年の4,416円(1.76%アップ)と比較すると、増加しています。
業種別にみると、製造業は5,013円(1.95%アップ)、非製造業は4,164円(1.72%アップ)となっています。(全17業種は、参考リンク参照)
また、従業員規模別では、下図のようになっています。
100人未満 4,067円(1.69%) 100人~300人未満 4,591円(1.84%) 300人以上 4,989円(1.94%)
【参考リンク】
「2015年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(加重平均)」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2015/072.pdf
今春入社の新入社員の初任給 大卒206,258円 高卒161,687円
労務行政研究所より「2014 年度 新入社員の初任給調査」の結果(2015年4月23日現在)が公表されました。この調査は4月6日までにデータの得られた東証第1部上場企業218社を対象に行ったものです。
これによれば2015年4月入社の初任給を引き上げた企業は39.9%、58.7%が据え置きとなっており、昨年の据え置き率75.5%と比較すると低下しています。
一方、初任給額をみると、職種やコースによる格差がなく、一律に初任給を決定している企業の場合、大学卒は208,722円、高校卒は163,689円となっています。いずれの学歴区分でも対前年増減率は1%未満の増加率で、全体的な水準としては「据え置き」が5割台を占めています。
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