民間給与実態統計 小規模事業所 男性のピーク588万円

法改正情報 令和1年7月17日(水曜日)

 

 民間給与実態統計は、国税庁が民間事業所を対象として平成29年3月31日現在の源泉徴収義務者のサンプルを集計したものです。この統計によると、従業員30~99人の小規模事業所に勤務する男性の年間の給与は55~59歳で588万円がピークでした。100~499人では643万円、500~999人では718万円、5000人以上では906万円などとなっています。規模間格差が著しく、30~99人の規模に対して、5000人以上規模は1.5倍の水準です。
 今回の民間給与実態統計について、まとめましたのでご覧ください。

事業所規模別

男性の賃金カーブのピークは50~54歳の677万円でした(下表の最下欄)。

給与所得者の給与階級別構成比

平均500万円以下の者の割合をみると、男性では全体の約55%、女性では約89%を占めています。非正規比率が約4割に及ぶ女性では、100万~200万円(23.6%)と200万~300万円(21.7%)の比率がとくに大きくなっています。

お問い合わせは、下記よりお願いいたします。

弊社の記事の無断転載を禁じます。なお、記事内容は掲載日施行の法律・情報に基づいております。本ウェブサイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。社会保険労務士法人エフピオ/株式会社エフピオは本ウェブサイトの利用ならびに閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねます。

タグ:
平均給与 ,
   

関連記事

2024.04.18
労働者派遣事業の令和5年6月1日現在の状況(速報)        特に無期雇用派遣労働者の増加傾向が見られました
2024.03.07
他社はいったい給与をいくら払っているのか一目瞭然です!
2024.02.08
実質賃金、前年比-2.5%も、給与は1.2%上昇
2023.08.16
最低賃金 千葉県は42円引上げ、1,026円へ
2023.08.14
2023年春の中小企業の昇給は 平均8,012円(3%)前年比大幅増
2023.07.31
最低賃金 全国平均1,002円、千葉県は1,025円へ引上げ
2023.01.12
令和4年「就労条件総合調査」の結果から見た就労条件の現状
2022.10.28
マイナンバーカードと健康保険証の一体化。健康保険証は6年秋に廃止予定。マイナンバーカード受け取り難民続出。
2022.10.12
国税庁より令和3年分民間給与実態統計調査の結果が公表されました
2022.08.15
2022年春の中小企業の昇給は 平均5,036円(1.92%)前年比増