【産業医解説】~年末は“焦り”が職場の最大リスクになる~<産業医 工藤知紀>
こんにちは!千葉くどう産業医事務所株式会社の工藤です。
12月に入ると、仕事の締め切り・繁忙・異動準備などが重なり、どの業界でも「今年中に片付けたい」という気持ちが高まります。
この“焦り”と“疲れ”が重なる時期は、実は事故・トラブル・健康障害が最も起きやすい季節です。最近、建設現場での事故が報道されていますが、そこで指摘されている「夕方の確認不足」「作業の急ぎによる判断ミス」 といった要因は、実は オフィス・物流・接客・製造などすべての職場でも同じように起こり得るリスクです。
なぜ12月はトラブルが増えるのか?
🔹 疲労の蓄積で注意力が低下する → いつも通りの作業でもミスが起きやすくなる。
🔹 「今日中に終わらせたい」という心理的プレッシャー → 手順の省略・確認の省略・判断の雑さにつながる。
🔹 日が短くなり、1日の「終わり」が早く感じる → 夕方〜夜の時間帯は集中力が落ち、事故リスクが上昇。
🔹 業務とイベントが重なり生活リズムが乱れやすい → 睡眠不足や生活の崩れがメンタルの揺らぎを招く。
現場だけでなく、すべての職場に共通する“年末特有の落とし穴”です。
今日からできる、年末リスクの減らし方
🔸 「急がず、順番通りに」を再確認する → 忙しい日こそ手順の確認を。
🔸 夕方以降の作業・判断は慎重に → ミスやトラブルの約半数は16時〜20時に集中するというデータも。
🔸 業務の優先順位づけを職場全体で共有する → 「全部今日やる」が事故のもと。
🔸 “片付け・締め作業”の時間帯に声かけを → 今日を終える直前に最も集中力が落ちるため。
産業医としてできること
・年末繁忙における健康管理・リスク低減のアドバイス
・疲労やメンタル不調者への早期相談
・衛生委員会での年末安全対策の助言
職場全体が安全に1年を終えられるよう、健康面からサポートしています。
年末に向けて忙しさが増す時期ですが、どうか皆さまご自身の体調を第一に、
仲間と声をかけ合いながら安全にお過ごしください。
本年も大変お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください!
関連ブログ
顧問契約やエフピオのサービス等に関するお問い合わせは、下記よりお願いいたします。
弊社の記事の無断転載を禁じます。なお、記事内容は掲載日施行の法律・情報に基づいております。本ウェブサイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。社会保険労務士法人エフピオ/株式会社エフピオは本ウェブサイトの利用ならびに閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねます。


