【弁護士解説】~諦めない!債権回収のコツその②~<よつば総合法律事務所 弁護士 村岡つばさ>
よつば総合法律事務所の村岡です。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
前回に引き続き、「債権回収のコツ」をお話します。
今回は、債権回収の初動対応についてです。
債権回収の初動対応で行うべきは、とにかく早期に督促を行うことです。
この督促の過程で、支払遅延が生じていることを先方に認識させるとともに、支払遅延が生じている理由(以下の①~③のいずれであるか)を、当方側で把握・確認することができます。
① 支払いを忘れていた
② 支払えるお金がない(金銭的な問題)
③ 支払いたくない(何かしらの不満を当方側に抱えている)
類型①(支払を忘れていた)の場合には、この初回督促ですんなり支払われるケースが大半です。ただし、本当は類型②(金銭的な問題)なのに、類型①と偽って回答されるケースもあります。
この場合、「支払を忘れていたので、今週中に振り込む」「今月中には振り込む」「●日に入金があるので、その日に振り込む」・・・などと、ズルズルと引き延ばしされる可能性もあります。引き延ばしに応じれば応じるほど、自社への支払いの優先順位は下がり、後回しにされてしまうので、注意が必要です。
督促後、約束した(初回)支払期限内に払われない場合には、類型②という前提で対応に当たることをお勧めします。
類型②・③の場合には、早期に弁護士に相談の上、対応を検討してください。類型③の注意点は次回以降のコラムで解説しますが、類型②で、「全額・一括の回収」に拘るのは得策でないケースが多いです。
条件交渉が長引けば長引くほど、支払開始時期も遅くなります。交渉期間中に会社の経営状況がさらに悪化し、1円も回収できなくなることもあります。類型②では、「いかに早く、1円でも積み上げられるか」が重要ですので、気持ちをグッと堪えて、分割払いで合意した方が、トータルでプラスになることも多いです。
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