民間企業の平均給与は 前年より10,000円増加(0.3%増)

法改正情報 平成27年10月7日(水曜日)

平均給与額は 男女ともに前年より増加

ピーク時(平成9年)から-52万円!

民間企業に勤める人の平成26年に支給された平均給与は、昨年の414万円(年額)から1万円(0.3%増)上回り、415万円(年額)となりました。この調査は、昭和24 年分から始まり、今回で第66 回目を迎えます。正規社員とアルバイトなどの非正規に分けた調査によると、正規が478万円、非正規は170万円で、前年に比べ、正規は1万円(1.0%)増、非正規は2万円(1.1%)増となっています。

今回の国税庁調査について、まとめましたのでご覧ください。

平均給与額の推移

平成9年からの平均年収の推移をグラフにすると以下のようになります。民間企業の給与は、昨年に引き続き増加し、ピーク時の平成9年と比べると52万円減りました。

2015y10m07d_151756042

(参考)「日本の総所得額の減少」は「日本の総消費額の減少」とつながります。

【H9年とH26年の比較】 (減少した平均年収の差)

     467万円-415万円=52万円

【減少した日本の総所得】

52万円×4,756万人=24兆7,312万円

(給与所得者総数)

給与所得者の給与階級の割合

年収300万円以下の人は全体の約40%を超え、また全体の60%が年収の400万以下となっています。

2015y10m07d_152618102

労働者数の推移

1年を通じて働いた給与所得者は約4,756万人。前年より増加しました。

男性は、前年より約51万人増加して約2,805万人。女性は、前年より約59万人増加して、約1,951万人となり、男女ともに増加しました。

2015y10m07d_152655195

【参考リンク】

「平成26年分民間給与実態統計調査(国税庁)」

https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2014/pdf/001.pdf

お問い合わせは、下記よりお願いいたします。

弊社の記事の無断転載を禁じます。なお、記事内容は掲載日施行の法律・情報に基づいております。本ウェブサイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。社会保険労務士法人エフピオ/株式会社エフピオは本ウェブサイトの利用ならびに閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねます。

タグ:
平均給与 ,
   

関連記事

2024.09.19
2024中小企業の賃上げ動向をみる/「中小企業の賃金改定に関する調査」日本商工会議所2024.6より
2024.09.12
令和5年 労働基準監督署が実施した賃金不払指導の公表
2024.09.05
最低賃金 千葉県は50円引上げ、1,076円へ
2024.09.04
労働基準監督署等が外国人技能実習生の実習実施者に対して行った令和5年の監督指導、送検等の状況の公表がありました。/令和6年7月31日、厚生労働省労働基準局監督課
2024.07.25
最低賃金 全国平均1,054円、千葉県は1,076円へ引上げ
2024.07.18
2025年3月卒の大卒初任給はどうなった?/労働新聞社調査
2024.05.24
派遣労働者について、令和6年度適用の一般賃金(ハローワーク別地域指数)に誤り、訂正へ。
2024.04.18
労働者派遣事業の令和5年6月1日現在の状況(速報)        特に無期雇用派遣労働者の増加傾向が見られました
2024.03.07
他社はいったい給与をいくら払っているのか一目瞭然です!
2024.02.08
実質賃金、前年比-2.5%も、給与は1.2%上昇