今春の中小企業の昇給は 平均4,376円(1.68%)前年比微増
日本経団連より「2021年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」の最終集計(2021年8月6日現在)が公表されました。これによると、今春の中小企業の昇給は総平均で4,376円(1.68%アップ)となり、前年の4,371円(1.70%アップ)と比較するとやや増加(ほぼ横ばい)と推移しています。
今回の中小企業賃上げ調査について、まとめましたのでご覧ください。
経団連の2021年中小企業賃上げ調査 最終集計結果は 前年比微増
本調査の対象は、原則として従業員数500人未満、17業種、754社で、今回の最終集計は妥結し、金額が判明している企業370社の結果を集計したものです。今春の中小企業の昇給は、下図のようになっています。
総平均で4,376円(1.68%アップ)となり、前年の4,371円(1.70%アップ)と比較すると、やや増加(ほぼ横ばい)と推移しています。
業種別にみると、製造業は4,633円(1.75%アップ)、非製造業は3,971円(1.57%アップ)となっています。
(全17業種はこちらを参照)
また、従業員規模別では、下図のようになっています。
100人~300人未満で4,267円(1.65%アップ)となり、前年の4,150円(1.62%)と比較すると、増加しています。
【2021年】
100人未満 4,162円(1.71%)
100人~300人未満 4,267円(1.62%)
300人以上 4,529円(1.77%)
【2020年】
100人未満 4,234円(1.71%)
100人~300人未満 4,150円(1.62%)
300人以上 4,622円(1.77%)
昨年は新型コロナウイルスの影響もあって、減少傾向に転じました。
2021年も減少の可能性が高いと予想していましたが、総平均で見るとほぼ横ばいで推移する結果となりました。
おそらくはこのコロナ禍の終息具合で今後の動向も変わってくるでしょう。
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