少子高齢化、人件費の高騰、事業環境の変化など、人材確保の課題は日増しに高まっているかと思います。採用活動において、何をもって「成功」「失敗」とするかは各社ごとに様々かと思いますが、少なくとも、タイムリーに人員数を充足させているだけでは成功とはいえないのではないでしょうか。会社にとって真に必要な方々に入社いただいて、働き甲斐をもって活躍してもらうこともあわせて実現することが、採用活動の最大の目的といえますので、今回は、少しでも良い採用活動のお役に立てるよう、解説していきたいと思います。

1.採用活動のプロセス

 通常、採用活動とは、以下のプロセスで行われます。昨今は「会社が選別する場」ではなく、「良い人材を獲得する場」という位置づけと認識されることが一般的となっています。

2.取組事例

 採用難な昨今では、良い人材を獲得したり、(獲得できたとして)入社後のミスマッチを回避したりするために以下のような対応をとるケースも増えています。一例として参考にしてみてください。

・初回の面談は企業理念や応募者の仕事観だけを説明、確認する場とする
・就業体験をしてもらう
・面接の時間を有効活用するため、事前アンケートや、面接シートの質を高める
・選別ではなく顧客獲得という視点、心構えでのぞむ

3.採用活動のポイント

 以上、採用プロセスごとの対応事項や、試行錯誤の事例等を記載して参りました。
 採用活動において最も重要なのは、前掲表中の「計画」(①~③)であり、この部分が明確であれば後は実行するのみで、採用活動も入社後の活躍も円滑に進みます。逆に、計画部分を十分に検討せずに実行から進めてしまうケースも目の当たりにしますが、人員数は充足しても、入社後の定着、活躍については課題が残ります。
 今回示した対応事項は、個別に形式的に行うことが重要なわけではなく、計画段階から一貫した対応を行うことで、従業員のエンゲージメント向上につながります。
 入社前と後で「思っていたのと違う」ということ(=「リアリティショック」)は中途採用でも多々あり、意欲の低下や離職につながって参りますので、ご注意いただければと思います。
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 以上が、失敗しない採用活動のポイント解説となります。従業員の定着、新規採用等はどの企業様にとっても共通の課題かと思います。お悩みの企業様があればお気軽にお声がけください。