日本経団連より「2023年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」の最終集計(2023年8月10日現在)が公表されました。これによると、今春の中小企業の昇給は総平均で8,012円(3%アップ)となり、前年の5,036円(1.92%アップ)と比較すると大幅に増加で推移しています。

 
 今回の中小企業賃上げ調査について、まとめましたのでご覧ください。

経団連の2023年中小企業賃上げ調査 最終集計結果は前年比大幅増

 本調査の対象は、原則として従業員数500人未満、17業種、754社です。

 今回の最終集計は妥結し、金額が判明している企業381社の結果を集計したものです。今春の中小企業の昇給は、下図のようになっています。
 総平均で8,012円(3%アップ)となり、前年の5,036円(1.92%アップ)と比較すると、増加で推移しています
 業種別にみると、製造業は8,659円(3.19%アップ)、非製造業は6,924円(2.65%アップ)となっています。

(全17業種はこちらを参照)

また、従業員規模別では、下図のようになっています。

100人~300人未満で7,576円(2.88%アップ)となり、前年の5,059円(1.94%アップ)と比較すると、増加しています

【2022年】
100人未満     4,497円(1.80%)
100人~300人未満  5,059円(1.94%)
300人以上      5,135円(1.94%)

【2023年】
100人未満     7,582円(3.01%)
100人~300人未満  7,576円(2.88%)
300人以上      8,535円(3.11%)

 

 昨年の総平均では前年とほぼ横ばいで推移しておりましたが、2023年は物価高もあり、新型コロナウイルス流行前の2019年と比較しても大幅に増加する結果となりました。

 増加にいたった背景には、中小企業の多くが抱えている課題である従業員の確保や従業員のモチベーションアップ、また、最近の物価上昇への配慮からだと考えられます。