】RPAって結局何ができるの?システムとは無縁な文系出身女子がRPAを語る!

ご挨拶

皆様こんにちは。社会保険労務士法人エフピオの海老原と申します。今回から、こちらのろーむコラムのメンバーの一人となりました。エフピオのRPA担当です。まずは簡単に自己紹介をさせてください。

平成元年千葉県出身。大学卒業後、新卒でオークションビジネスを始めとした情報による事業者間取引を展開している企業に就職。入籍と共に、以前から興味関心のあった「人材」をキーワードに異業種へ飛び込みました。お客様に育てて頂きながら今日に至ります。社会人になるまでIT関連とは無縁な生活、文系出身の私ですが、今ではひょんなことからRPAと出会い365日RPAと一緒に過ごしています。

今回は、長い時で1日10時間以上RPAと過ごしている私がRPAの魅力とその効果をお伝えします。

RPAとは結局何者なのか

まず最初に、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のご説明を簡単に。

RPAとは「Robotic Process Automation /ロボティック・プロセス・オートメーション」の略語で、ホワイトカラーのデスクワーク(主に定型作業)を、ルールエンジンやAI(人工知能)などの技術を備えたソフトウェアのロボットが代行・自動化する概念、と定義されています。「デジタルレイバー・デジタルワーカー(仮想知的労働者)」っと擬人化されて呼ばれることもあります。広い意味のRPAと狭い意味のRPAがあり、ややこしいのですが、今回は自動学習はできない狭い意味のRPAとして皆さんにはお伝えします。

 さて、RPAとAIは混同されがちですが、似て非なるものです。RPAとAIの最大の違いはシステムが「自分で考える・学習」するかしないかです。RPAは人工知能が搭載されてはいません。そのため、回数を重ねるごとに学習し改善するということはできません。

ズバリ!ここがRPAの魅力

では、RPAの魅力とはなんでしょうか。

 それは低コストと小さく始めることができることです。AIの導入となると、膨大なコストがかかります。また、コストをかけるからこそそれ相応の効果を求めるため、導入に際しては時間がかかり、専門的な知識が必要とされます。メンテナンスが一部の専門的知識を持ったスタッフないしは取引先でないとできない状態が発生してしまうこともしばしば。勿論AIには自動学習という最大の武器が有るのも確かです。

 指示通りに作業すればちゃんと仕事が完了するものも多くありますよね。そのような仕事にはRPAがぴったりです。また、その「指示」というものは複雑なコマンドを入力するというものではなく視覚的に分かりやすく、RPAソフトの中で、作業指示を積み木のように積み上げていくというイメージで作り上げることができます。例えば、デスクトップにあるファイルを、別の場所に移動したい場合にRPAソフトであれば1行で作業指示が完了します。

 皆さんの仕事でただ単にファイルを移すだけの作業は無いでしょうが、「何のファイルを、どこに移す」という作業が1行というのは魅力ではないでしょうか。格納間違い防止にも役立ちます。小さいヒューマンエラーを少しずつ解消できます。

 今回はAIとRPAの違いについてご紹介しましたが、今後はVBAとRPAは結局同じなのかっというテーマやRPAを導入した後の事例等々を皆様にお伝えします。

RPAを活用して年間2,000時間以上削減できることが可能ならば業務効率・生産性のアップも夢ではありません。 最後までお読みいただきありがとうございました。

関連ブログ

とある社労士事務所の働き方改革

 前回の2667号(2019.02.12)にて、弊所所長の浅山より年次有給休暇の5日間取得義務化についての記事を寄稿させていただきました。これを踏まえて、今回は、当事務所およびお客様の実際の取り組み…

続きを読む

顧問契約やエフピオのサービス等に関するお問い合わせは、下記よりお願いいたします。

弊社の記事の無断転載を禁じます。なお、記事内容は掲載日施行の法律・情報に基づいております。本ウェブサイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。社会保険労務士法人エフピオ/株式会社エフピオは本ウェブサイトの利用ならびに閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねます。

タグ:
働き方改革 ,
   

関連記事

2025.03.03
東京商工リサーチ掲載記事
流行りの社員紹介制度(リファラル制度)の落とし穴<社会保険労務士 石川宗一郎>
2025.02.17
東京商工リサーチ掲載記事
健康保険の扶養と所得税法上の扶養の違い<社会保険労務士 浅山雅人>
2025.02.03
東京商工リサーチ掲載記事
従業員退職防止のために<社会保険労務士 廣瀬潤>
2025.01.20
東京商工リサーチ掲載記事
マイナ「免許証」がはじまります~知っていますか?労務管理上の注意点~<コンサルタント 鈴木大志>
2024.12.23
東京商工リサーチ掲載記事
教育訓練給付金制度を活用し、自身のスキルアップを目指しましょう!!<社会保険労務士 小野田春奈>
2024.12.09
東京商工リサーチ掲載記事
雇用保険制度等改正により『出生後休業支援給付』と『育児時短就業給付』が創設されました。<社会保険労務士 伊藤美由起>
2024.11.25
東京商工リサーチ掲載記事
マイナ保険証への本格移行がはじまります<社会保険労務士 松井碧城>
2024.11.11
東京商工リサーチ掲載記事
労働時間は15分単位で勤怠システムを設定してもよいのですか?<コンサルタント 松岡藍>
2024.10.28
東京商工リサーチ掲載記事
2024年11月1日から変わること(道路交通法の一部改正について)<社会保険労務士 津田千尋>
2024.10.15
東京商工リサーチ掲載記事
失敗しない採用活動のポイント<社会保険労務士 小山健二>